【古家付土地の売却】更地にするべき?そのまま売るべき?解体費用の相場と注意点の画像

【古家付土地の売却】更地にするべき?そのまま売るべき?解体費用の相場と注意点

不動産売却について

坂口 雅彦

筆者 坂口 雅彦

不動産キャリア22年

丸美産業の坂口と申します。
現場監督・新築戸建てと新築マンションの販売・土地の仕入れの経験があります。
お客様のニーズに合わせて、不動産売却・購入の円滑な取引をサポート致します。
ご相談やご質問には迅速に対応いたしますので、お気軽にお声掛けください。

 実家を相続した、あるいは古い一戸建てから住み替えることになった際、多くの方が悩まれるのが「古い建物を残したまま売るか、それとも自分で解体して更地にして売るか」という問題です。

「更地にした方が売れやすい」と耳にすることもありますが、安易に解体してしまうと、思わぬ大出費や税金の負担増に繋がってしまうリスクがあります。


 今回は、古家付土地の売却を検討している方に向けて、解体費用のリアルな相場と、売却時に絶対に知っておくべき注意点をプロの視点から詳しく解説します。


1. 【構造別】建物の解体費用はいくらかかる?

解体費用は、建物の「坪数(延床面積)」と「構造」によって大きく異なります。一般的な戸建て(30坪〜40坪)の最新の費用相場は以下の通りです。

建物の構造坪単価の目安30坪の総額目安40坪の総額目安
木造住宅3万〜5万円90万〜150万円120万〜200万円
鉄骨造(軽量・重量)4万〜7万円120万〜210万円160万〜280万円
RC造(鉄筋コンクリート)6万〜10万円180万〜300万円240万〜400万円
【プロの補足】坪単価だけで計算するのは危険!
上記の金額はあくまで「建物本体」の解体費です。実際には、庭木の伐採、ブロック塀の撤去、家の中に残った家具(残置物)の処分代などの「付帯工事費」が数拾万円単位でプラスされるケースがほとんどです。また、前面道路が狭く重機が入れない場合は、手作業が増えるため割増料金がかかります。

2. 知っておきたい「更地売却」と「古家付売却」のメリット・デメリット

どちらの手法を選ぶべきかは、それぞれの特徴を比較して判断する必要があります。


① 解体して「更地」で売る場合

 メリット: 見栄えが良く、買主が購入後すぐに新築工事を始められるため、圧倒的に買い手が付きやすく、早期売却が期待できます。

 デメリット: まとまった解体費用(数百万円)の現金が先に出ていくことです。また、万が一売却が長引き、年をまたいでしまうと、土地の固定資産税の軽減措置(住宅用地の特例)が外れ、翌年の固定資産税が最大6倍に跳ね上がるという大きなリスクがあります。


② 「古家付土地」のまま売る場合

 メリット: 売主様が解体費用を事前に負担する必要がありません。また、売れるまでは建物が残っているため固定資産税が安いまま維持できます。さらに、最近増えている「古民家リノベーション」をしたい層へアプローチできる可能性もあります。

 デメリット: 買主側から「解体費用分を値引きしてほしい」と交渉されやすく、更地に比べて売却価格が下がりやすい傾向があります。


3. 売却活動をスムーズに進めるための注意点

① 安易にフライング解体をしない

「まずは綺麗にしよう」と、不動産会社に相談する前に解体してしまうのはNGです。物件のエリアや需要によっては、「古家付」のままでも十分売れるケースがあります。解体費用の持ち出しリスクを避けるためにも、まずは現状のまま売り出し、「買主が決まったら売主の負担で解体して引き渡す(更地渡し)」という条件にするのが最も安全でおすすめです。


② 「地中埋設物」と「契約不適合責任」

古い家を解体した際、土の中から昔のコンクリートガラや瓦、古い井戸などの「地中埋設物」が出てくることがあります。これらを撤去する費用は基本的に売主様の負担になります。また、建物をそのまま売る場合は、雨漏りやシロアリなどの不具合について、どこまで責任を負うか(契約不適合責任の免責など)を契約書で明確にしておく必要があります。


4. まとめ:まずは現状のままプロに査定してもらいましょう

 古家付土地を損せずに売却するための正しいステップは、「建物を壊す前に、不動産会社に現状のまま査定してもらうこと」です。

土地の形状、周辺の需要、費用のバランスをトータルで判断し、「更地にするべきか」「そのまま売るべきか」の最適なプランを導き出すのが私たちの役目です。


「実家を売りたいけれど、古い家が残っていてどうすればいいか分からない」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。現地を拝見し、最も手残りの多くなる売却方法をご提案させていただきます!


名古屋市瑞穂区で土地・建物・マンションを売るなら買うなら、丸美産業へ!

商号  丸美産業株式会社

代表者名 代表取締役 嶺木一志

所在地   〒467-8533 名古屋市瑞穂区瑞穂通三丁目21番地

電話番号 052-851-3512

FAX      052-851-3513

定休日 毎週 火曜日・水曜日

営業時間 10:00~18:00

”不動産売却について”おすすめ記事

  • 相場より安く手放さないために!不動産査定の「簡易査定」と「訪問査定」の使い分けの画像

    相場より安く手放さないために!不動産査定の「簡易査定」と「訪問査定」の使い分け

    不動産売却について

  • 駅遠でも諦めない!駅から遠いマンション・一戸建てを高く・早く売るコツの画像

    駅遠でも諦めない!駅から遠いマンション・一戸建てを高く・早く売るコツ

    不動産売却について

  • 【不動産売却のコツ】失敗しない価格設定と値引き交渉を上手にかわす3つの対策の画像

    【不動産売却のコツ】失敗しない価格設定と値引き交渉を上手にかわす3つの対策

    不動産売却について

  • 不動産売却で絶対に防ぎたい!知っておくべき「詐欺被害」の事例と安全な対策の画像

    不動産売却で絶対に防ぎたい!知っておくべき「詐欺被害」の事例と安全な対策

    不動産売却について

  • 【住み替えの疑問】売却と購入は同じ不動産会社に頼むべき?メリットと注意点をプロが解説!の画像

    【住み替えの疑問】売却と購入は同じ不動産会社に頼むべき?メリットと注意点をプロが解説!

    不動産売却について

  • 「土地」の売却は何から始めればいい?チェックポイントをご紹介!の画像

    「土地」の売却は何から始めればいい?チェックポイントをご紹介!

    不動産売却について

もっと見る